業務用のドラレコについて
業務用のドラレコとは
ドラレコは、一般的に事故や犯罪の抑止と記録のために使用されます。業務用のドラレコには、事故記録以外にも企業の業務をサポートする機能が搭載されています。
企業の業務内容やドラレコの用途に合わせて、さまざまな方法で活用されています。
業務用ドラレコと個人用ドラレコの違い
個人でドラレコを使用する目的は、主に事故や犯罪の記録です。業務用でも同じ目的で使用しますが、そのほかに運転品質を確保する、車両を適切に管理するなど、運転における業務品質の向上と、効率化を目的として活用されています。
このように、業務用のドラレコは個人用と比べて多くの機能が搭載されています。GセンサーやGPS機能に加え、クラウド連携機能や通信機能、データ転送機能なども備えています。また、複数のカメラで同時録画できる機能を搭載しているものもあります。
また、個人用と比べて耐久性が高いことも特徴です。業務用ドラレコは、連日長時間の使用を想定し、長時間の録画が正確に行えるよう設計されています。また、炎天下や寒波など、気候によって動作に影響を及ぼさないように作られている点も特徴です。
価格は多機能なことから個人用と比べて高価です。しかし、業務効率化などのメリットを考えると、コストパフォーマンスは高いといえます。
業務用ドラレコを導入するメリット
車両情報を随時確認できる
GPSにより車両がどこにいるかを把握できる点は、業務用ドラレコのメリットの一つです。すぐに車両の状態を確認できれば、非常時に適切な対応を取れます。車両が事故に巻き込まれた時に、すぐ応援に駆けつけることができますし、追加の車両が必要な時も迅速に手配できます。また、災害に見舞われた時も事業所とすぐに連携が取れれば、運転手の不安は軽減し、冷静に対応できるでしょう。ほかにも、随時位置情報を確認できることで、渋滞による遅延状況を把握し、取引先などに前もって連絡できるなど、業務を円滑に進めるうえでも役立ちます。
運転手の運転スキルを把握できる
運転手が安全に運転しているかを把握することは、企業にとって重要です。ドラレコのデータを参照してチェックして、危険運転をしていないか、迷惑駐車をしていないかなどを把握して、運転手に適切な指導ができます。通信機能を搭載していれば、運転手が間違った運転をしている時にリアルタイムで指導できるので、事故やトラブルを防げる点もメリットです。
まとめ
業務用ドラレコを導入する際は、より効果的かつ適切な業務を遂行するために、高性能な製品の導入が理想です。360度録画や夜間の鮮明な録画ができるなど、業務内容や目的に応じた性能を備えた製品を選びましょう。
適切な製品を選ぶために、業務用ドラレコを導入する目的を明確にすることも重要です。ドラレコにどんな役割を求めているのか、業務のどんな点を改善したいのかを精査したうえで必要な機能を洗い出し、目的に合った製品を購入することをおすすめします。
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導⼊実績が豊富なAI 搭載ドラレコ 3 選
これからの車両管理システムには、安全管理機能が必須です。
そこで、ここではすでに多くの企業で導入されている実績豊富な3つのAI搭載型のドライブレコーダーを紹介します。
それぞれタイプが異なるので、導入の参考にしてください。
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 顔認証(自動) | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
連携・一元管理 | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 2ヶ月可 (台数による) |
特徴
- 精度の高いAIが本当に危険な運転だけを検出・可視化。管理者の確認負荷を減らし効果的な指導ができる。機能は随時追加。
- 他製品には少ない「本人への週次レポート通知」により、運転者の自覚を促し安全意識を高め、未然の事故防止を実現する。
運営会社
GO株式会社
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 免許証 | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
オプション | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 2週間可 |
特徴
- 安全管理の「Safety」、動態管理の「NEXT」、アルコールチェック、物流・バス向けなど、必要に応じて連携が可能。
- AIで危険運転を警告し事故回避をサポート、日常運転も含めた全走行データを収集、事故や危険運転の映像を直ちに再生可能。
運営会社
エヌ・ティ・ティ・
コミュニケーションズ株式会社
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 顔認証(自動) | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
要問合せ | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 要問合せ (代理店による) |
特徴
- アメリカのコンピュータービジョンとAI事業を展開する企業で開発された製品。日本ではオリックス自動車などが代理店販売。
- 2~3カ月ごとにアルゴリズムを更新し精度向上を図る。他製品には少ない「携帯電話保持」「運転者の喫煙」検知機能がある。
運営会社
Nauto Japan合同会社
【選定について】2022年12月1日Googleにて「AIドラレコ」で検索、50位以内に公式サイトが表示されたのは10製品。そのうち、実際にAIを搭載している製品は7製品(2022年12月1日調査時点)。7製品の中から導入実績(※)がわかる3製品を紹介しています。
※導入実績
・LINKEETH(旧:docoですcar):2022年12月調査時点において公式にて「3,000社・10万台を超える実績」と記載あり。
(安全管理を行うsafetyだけでなく、docoですcarすべてのシリーズを合わせた総数)
・DRIVE CHART:プレスリリースサイト(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000030664.html)にて、2022年7月時点で「累計約4万台」と発表。
・nauto(ナウト):2022年12月調査時点において公式にて「日本国内で500社以上」と記載あり。