ドラレコのデータを復元する方法とは?
ドラレコのデータが消える原因
システムの不具合
ドラレコはSDカードでの録画が主流です。SDカードをドラレコに差し込んだ際に、システムに何らかの不具合が生じた場合、SDカードの内容が表示されないことがあります。この場合は、システム側の不具合になるため、SDカード側のデータは損失していないケースが多いです。
そのほか、SDカードの容量がいっぱいになっていて、新たな録画を行う際に既存のデータが上書きされてしまい、データが消えてしまうことがあります。この場合、上書きされて消えたデータは復元できません。
物理的な障害
SDカードの劣化によって、データが消えてしまうことがあります。ドラレコは車内に設置されるので、夏は暑く、冬は寒い環境で使用することになります。過酷な環境下での使用によってSDカードが劣化してしまうと、中のデータが消えてしまうことがあるのです。
そのほか、交通事故の衝撃などによってドラレコが破損し、同時にSDカードのデータが消えてしまうケースもあります。ドラレコは破損してしまってもSDカード自体に損傷を受けていないこともあり、その場合はドラレコを修理することでSDカードのデータが読み込めるケースもあります。物理的な障害によってSDカードのデータが読み込めなくなった場合は、専門業者に依頼をしてドラレコの修理や、SDカードの状態を確認してもらうことが望ましいです。
ドラレコのデータを復元する方法
データ復元ソフトを活用する
SDカードが読み取り可能な状態であれば、データ復元ソフトを使用することでデータを復元できる可能性があります。パソコンにデータ復元ソフトをインストールし、SDカードを接続します。ソフトを起動するとSDカードのデータがスキャンされるので、取り出したいデータをソフトに応じた操作方法で復元すれば復元完了です。
専門の業者に依頼をする
データ復旧業者やドラレコ解析業者など、専門の業者に依頼をしてデータを復元してもらう方法です。データ復旧業者は、SDカードをはじめUSBメモリやハードディスクなどのデータ復元を専門にしています。
SDカードに録画したデータの画質が粗い、映像が暗いなど、データの状態が悪いときは、ドラレコ解析業者に依頼をするとデータを解析して確認しやすい状態にしてくれます。交通事故の証拠として、ドラレコの映像を提出したいときなどにおすすめのサービスです。
ドラレコのデータを復元するメリット
トラブル発生の証拠として提出できる
消えてしまったドラレコのデータを復元できれば、トラブル発生の証拠として提出できます。交通事故や当て逃げ、車上荒らしなど、事故や犯罪に遭った際の証拠として、ドラレコのデータを警察や裁判所、保険会社に提出できれば、正しい内容の過失割合を得ることが可能です。
まとめ
ドラレコのデータが消えてしまっても、状況によって復元できる可能性があります。あせらずに専門業者の力を借りることでスムーズに復元できる場合があるので、まずは依頼してみましょう。またデータの消失を防ぐために、普段からドラレコの取り扱いに注意する、SDカードの容量をこまめに確認するなどの対応を取ることも重要です。
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導⼊実績が豊富なAI 搭載ドラレコ 3 選
これからの車両管理システムには、安全管理機能が必須です。
そこで、ここではすでに多くの企業で導入されている実績豊富な3つのAI搭載型のドライブレコーダーを紹介します。
それぞれタイプが異なるので、導入の参考にしてください。
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 顔認証(自動) | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
連携・一元管理 | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 2ヶ月可 (台数による) |
特徴
- 精度の高いAIが本当に危険な運転だけを検出・可視化。管理者の確認負荷を減らし効果的な指導ができる。機能は随時追加。
- 他製品には少ない「本人への週次レポート通知」により、運転者の自覚を促し安全意識を高め、未然の事故防止を実現する。
運営会社
GO株式会社
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 免許証 | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
オプション | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 2週間可 |
特徴
- 安全管理の「Safety」、動態管理の「NEXT」、アルコールチェック、物流・バス向けなど、必要に応じて連携が可能。
- AIで危険運転を警告し事故回避をサポート、日常運転も含めた全走行データを収集、事故や危険運転の映像を直ちに再生可能。
運営会社
エヌ・ティ・ティ・
コミュニケーションズ株式会社
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 顔認証(自動) | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
要問合せ | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 要問合せ (代理店による) |
特徴
- アメリカのコンピュータービジョンとAI事業を展開する企業で開発された製品。日本ではオリックス自動車などが代理店販売。
- 2~3カ月ごとにアルゴリズムを更新し精度向上を図る。他製品には少ない「携帯電話保持」「運転者の喫煙」検知機能がある。
運営会社
Nauto Japan合同会社
【選定について】2022年12月1日Googleにて「AIドラレコ」で検索、50位以内に公式サイトが表示されたのは10製品。そのうち、実際にAIを搭載している製品は7製品(2022年12月1日調査時点)。7製品の中から導入実績(※)がわかる3製品を紹介しています。
※導入実績
・LINKEETH(旧:docoですcar):2022年12月調査時点において公式にて「3,000社・10万台を超える実績」と記載あり。
(安全管理を行うsafetyだけでなく、docoですcarすべてのシリーズを合わせた総数)
・DRIVE CHART:プレスリリースサイト(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000030664.html)にて、2022年7月時点で「累計約4万台」と発表。
・nauto(ナウト):2022年12月調査時点において公式にて「日本国内で500社以上」と記載あり。