ドラレコのノイズ対策とは？

目次

ドラレコにノイズが発生する原因

車にドラレコを設置すると、カーナビの設備にノイズが発生してしまうことあります。ノイズの原因は、内部から発する電磁波によるものです。ラジオを付けているときに携帯電話の着信があると、会話中にノイズが発生するのも、電磁波が原因となります。

ドラレコにノイズが与える悪影響

ドラレコによって生ずるノイズは、電磁波の影響で車に装備されている地デジの受信感度が下がる、レーダー探知機の受信感度が下がるなどの影響を及ぼす可能性があります。そのほか、設置されている電子機器の誤報が増えることもあるようです。そのほか、状況によっては車の安全装備に影響を及ぼす可能性があるため、ノイズの発生には注意しなければなりません。

日本の自動車メーカーが純正として提供しているドラレコは、ノイズが悪影響を及ぼさないように試験を繰り返し、動作を確認した上で提供している製品が多いと思われます。こうした試験によって人件費や試験のコストがかかることから、純正のドラレコは価格が高くなりがちだという点はデメリットだといえるでしょう。

ドラレコにノイズが発生する場合の対策方法

ノイズ対策を行っているドラレコを選ぶ

ドラレコの中には製造過程でノイズ対策を行っている製品があります。こうした製品を選ぶとノイズが発生しにくくなるでしょう。ノイズ対策済の製品でも絶対にノイズが生じないとは限らないため、実際につけて確認するしかありません。しかし日本の大手メーカーが販売しているドラレコは、ノイズ対策の面での信頼性が高いと思われます。

ドラレコとその他の機器を離して設置する

ドラレコとそのほかの電子機器をできるだけ離して設置することで、ノイズの発生を抑えられる場合があります。ドラレコと地デジアンテナやETCを１m以上離して設置すると、ノイズが生じにくいです。物理的な問題で距離を離せない場合は、地デジアンテナを配線タイプに変更することで、ノイズが生じにくくなります。そのほか、ドラレコとその他の電子機器の配線をひとまとめにしないことも有効です。

ケーブルにアルミテープを施す

ノイズが生じる電波状態はさまざまですが、電磁波の伝達経路によってはケーブルとケーブルの間にある空間が原因となっている場合があります。その場合は、ケーブルをアルミテープで覆うことでシールドされ、ノイズが緩和される可能性があります。

まとめ

ドラレコを設置するにあたってのノイズ対策は、「絶対にノイズが出ない」と言い切れない部分があります。ノイズ対策は自社ごとに独自の検査や技術によって行っているため、すべての車種に有効であると断言できないからです。しっかり検査をしてもノイズが生じてしまうことがあるため、大手自動車メーカーのBMWでも純正のドラレコに注意書きをしています。

今後ドラレコの導入を検討されている方は、日本の大手メーカーが製造している「ノイズ対策済」と謳われた製品を購入すること、さらに本記事で紹介しているノイズ対策をぜひ試してみてください。それでもノイズによる地デジアンテナなどの影響が改善されない場合は、返品を受け付けているメーカーもあるので相談してみるとよいでしょう。