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フォーマットフリーのドラレコとは?

ドラレコにおけるフォーマットの必要性

ドラレコに用いられるmicroSDカードは、約2週間に1度ほどのペースで初期化(フォーマット)を行うことが推奨されています。これは単に保存容量がいっぱいになるからという理由ではありません。過酷な使用環境(高温や振動など)の下で頻繁に書き込み処理が行われるため、ファイルの断片化や書き込みエラーが進行しやすくなります。

容量不足への対応については、ほとんどのドラレコでは自動的に古い映像から順番に上書きされるため、フォーマット自体は容量確保の目的ではありません。フォーマットの主な目的はエラー軽減にあります。

「フォーマットフリー」と呼ばれる方式も存在します。これは録画ファイルのサイズを一定にして予め領域を確保することで断片化を防ぎ、フォーマットの頻度を減らそうという仕組みです。しかし、フォーマットが完全に不要になるわけではありません。また、録画ファイルの長さが固定されるため、解像度の変更が難しかったり、可変長圧縮の利点が失われて無駄が生じたりするという欠点もあります。

以下のページでも、ドラレコのフォーマットについて詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。

ドラレコのフォーマット
について詳しく見る

フォーマットフリーのドラレコのメリット

「フォーマットフリー」とされる方式では、あらかじめ各録画ファイルの容量を一定に固定して確保することで、断片化を防ぎます。この仕様により、フォーマットの頻度を減らせる点が大きなメリットです。頻繁にフォーマットを行わずとも書き込みエラーなどのトラブルが起きにくくなります。

また、フォーマットを考慮してドラレコを設置する必要が少ない点もメリットの一つです。ドラレコが運転席から操作しづらい位置に設置しても、不便を感じることがありません。

フォーマットフリーのドラレコの注意点

フォーマットフリーのドラレコでも、フォーマットが一切不要というわけではない点に注意が必要です。あくまで「頻度を抑えられる」にとどまり、各製品でも「フォーマット不要」と明記しているわけではありません。

フォーマットフリー方式を選んだ場合でも、長期間フォーマットを怠ると書き込みエラーや読み込みの遅延などのトラブルを回避できない場合があります。運転席から操作しにくい位置にドラレコを設置した場合、フォーマットの頻度が少なくなる点はメリットですが、いざフォーマットが必要となった場合にリスクともなり得るのです。

また、動画のファイルサイズが固定されているため、内容によって圧縮などの処理が行われますが、動画によっては無駄が生じる場合があります。そのほか、録画の長さは各1分に固定される、解像度を変更できないなどのデメリットがある点にも注意しましょう

まとめ

ドラレコのSDカードはフォーマットの必要があり、定期的に行わないと録画に不具合が生じる可能性があります。「フォーマットフリー」のドラレコも、フォーマットが一切不要というわけではないため、設置場所などを考慮したうえで、ドラレコを選びましょう

危険運転にリアルタイムで警告!事故を未然に防ぐ!
AI 搭載ドラレコ 3 選

これからの車両管理システムには、安全管理機能が必須です。
そこで、ここではすでに多くの企業で導入されている3つのAI搭載型のドライブレコーダーを紹介します。
それぞれタイプが異なるので、導入の参考にしてください。

DRIVE CHART
管理範囲 動態管理 安全管理
運転者認証 顔認証(自動)
データ閲覧
可能な人
管理者 運転者
アルコール
チェック
連携・一元管理
プラン 購入 レンタル
トライアル 2ヶ月
(台数による)

特徴

  • 精度の高いAIが本当に危険な運転だけを検出・可視化。管理者の確認負荷を減らし効果的な指導ができる。機能は随時追加。
  • 他製品には少ない「本人への週次レポート通知」により、運転者の自覚を促し安全意識を高め、未然の事故防止を実現する。

運営会社

GOドライブ株式会社

nauto(ナウト)
管理範囲 動態管理 安全管理
運転者認証 顔認証(自動)
データ閲覧
可能な人
管理者 運転者
アルコール
チェック
連携・一元管理
プラン 購入 レンタル
トライアル 可能
(台数による)

特徴

  • 一般的なAIドラレコは20km/h(※1)前後が限界とされる中、8km/h(※2)の低速でも携帯保持や喫煙を高精度に検知。 リスクを早期に可視化。
  • 全世界から集めた50億(※3)km超の走行データでAIが進化。自社開発のハードが常にAIの最新アルゴリズムに対応し、導入後も高精度な安全管理を長期に実現。

運営会社

Nauto Japan合同会社

LINKEETH(旧:docoですcar)
管理範囲 動態管理 安全管理
運転者認証 免許証
データ閲覧
可能な人
管理者 運転者
アルコール
チェック
オプション
プラン 購入 レンタル
トライアル 2週間

特徴

  • 安全管理の「Safety」、動態管理の「NEXT」、アルコールチェック、物流・バス向けなど、必要に応じて連携が可能
  • AIで危険運転を警告し事故回避をサポート、日常運転も含めた全走行データを収集、事故や危険運転の映像を直ちに再生可能。

運営会社

NTTドコモビジネス株式会社

(※1)参照元:LINEヤフー公式サイト
https://minkara.carview.co.jp/userid/3358572/blog/45150239/

(※1)参照元:電子情報通信学会公式サイト
https://www.ieice.org/publications/conference-FIT-DVDs/FIT2011/data/pdf/I-014.pdf

(※1)参照元:国土交通省公式サイト
https://www.mlit.go.jp/road/tech/pdf/catalog-hosou0030.pdf

(※2)参照元:「nauto」公式サイト
https://nauto.jp/service/road-safety

(※3)参照元:「nauto」公式サイト
https://nauto.jp/

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