ドラレコの視野角とは?
ドラレコにおける視野角の重要性
視野角とは
ドラレコの視野角とは、カメラやレンズで捉えられる範囲(角度)を意味します。具体的には、以下の3つで構成されます。
- 水平画角
- 垂直画角
- 対角画角
視野角が広いと、より多くの範囲を映像に収めることが可能です。ドラレコの性能を把握するうえで、製品選びの際に確認しておきたいポイントの一つといえるでしょう。
視野角の重要性
一般的に、視野角は広いほうが有利とされています。というのも、トラブルが車両の正面で発生するとは限らず、側面や斜め後方などで起こる場合もあるためです。たとえば、横からバイクが飛び込んでくるケースが想定されます。視野角が広ければ、そうした状況も映像として記録できる可能性があります。
ただし、視野角が狭い製品と比較すると、映像が暗くなったり、周辺が歪んだりする傾向があります。こうした特性にも配慮しながら、目的に合った製品を選ぶことが重要です。
ドラレコの視野角による撮影範囲
水平画角
撮影できる横(左右)方向の角度を意味します。左右端とレンズの間で形成される角度に該当し、視野角の中でも特に注目されやすい項目です。左右方向の撮影範囲が広がると、周囲の状況を記録しやすくなります。 一般的には、108度以上を基準とする製品が多く見られ、最近では130度を超える製品も一般的になっています。
垂直画角
撮影できる縦(上下)方向の角度を意味します。水平画角に比べると重視される機会は少ない傾向にありますが、前方の信号や後方車両のナンバープレートなど、記録しておきたい対象も含まれます。軽視せず、用途に応じて確認することが求められます。 一般的な製品では、おおむね60度前後の範囲が設定されています。
対角画角
撮影できる斜め方向(対角線上)の角度を指します。水平画角と垂直画角が広ければ、対角画角も自然と広くなります。目安としては、110度以上の製品が多く、現在では140度を超えるモデルも増えています。
ドラレコの視野角に関する注意点
視野角には、レンズ視野角と録画視野角の2種類があります。レンズ視野角はレンズが捉える範囲、録画視野角は映像として記録される範囲を指します。製品によっては、これらのいずれか、あるいは両方の数値を表記している場合があります。
- レンズ視野角を表記
- 録画視野角を表記
- レンズ視野角と録画視野角を表記
視野角の表記には違いがあるため、購入前に仕様を確認することが重要です。また、数値だけでは映像の実際の印象を把握しにくいため、録画サンプル映像などで確認しておくと、より明確な判断材料になります。
まとめ
ドラレコの視野角とは、レンズで捉える範囲および映像として記録される範囲の角度を指します。視野角が広ければ、より多くの情報を映像として残せるため、撮影対象が限定されにくくなります。視野角は「水平画角」「垂直画角」「対角画角」の3種類で構成されており、なかでも左右方向の範囲を示す水平画角は特に重視される傾向にあります。利用目的に応じて、適切な視野角を選ぶことが重要です。
導⼊実績が豊富なAI 搭載ドラレコ 3 選
これからの車両管理システムには、安全管理機能が必須です。
そこで、ここではすでに多くの企業で導入されている実績豊富な3つのAI搭載型のドライブレコーダーを紹介します。
それぞれタイプが異なるので、導入の参考にしてください。
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 顔認証(自動) | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
連携・一元管理 | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 2ヶ月可 (台数による) |
特徴
- 精度の高いAIが本当に危険な運転だけを検出・可視化。管理者の確認負荷を減らし効果的な指導ができる。機能は随時追加。
- 他製品には少ない「本人への週次レポート通知」により、運転者の自覚を促し安全意識を高め、未然の事故防止を実現する。
運営会社
GO株式会社
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 免許証 | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
オプション | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 2週間可 |
特徴
- 安全管理の「Safety」、動態管理の「NEXT」、アルコールチェック、物流・バス向けなど、必要に応じて連携が可能。
- AIで危険運転を警告し事故回避をサポート、日常運転も含めた全走行データを収集、事故や危険運転の映像を直ちに再生可能。
運営会社
エヌ・ティ・ティ・
コミュニケーションズ株式会社
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 顔認証(自動) | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
要問合せ | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 要問合せ (代理店による) |
特徴
- アメリカのコンピュータービジョンとAI事業を展開する企業で開発された製品。日本ではオリックス自動車などが代理店販売。
- 2~3カ月ごとにアルゴリズムを更新し精度向上を図る。他製品には少ない「携帯電話保持」「運転者の喫煙」検知機能がある。
運営会社
Nauto Japan合同会社
【選定について】2022年12月1日Googleにて「AIドラレコ」で検索、50位以内に公式サイトが表示されたのは10製品。そのうち、実際にAIを搭載している製品は7製品(2022年12月1日調査時点)。7製品の中から導入実績(※)がわかる3製品を紹介しています。
※導入実績
・LINKEETH(旧:docoですcar):2022年12月調査時点において公式にて「3,000社・10万台を超える実績」と記載あり。
(安全管理を行うsafetyだけでなく、docoですcarすべてのシリーズを合わせた総数)
・DRIVE CHART:プレスリリースサイト(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000030664.html)にて、2022年7月時点で「累計約4万台」と発表。
・nauto(ナウト):2022年12月調査時点において公式にて「日本国内で500社以上」と記載あり。