720度カメラを搭載したドラレコとは
720度カメラの仕組み
720度カメラを搭載したドラレコは水平方向に360度、垂直方向に360度と、従来のドラレコよりも広範囲の撮影ができます。カメラは1台だけでなく、複数のカメラで同時に撮影し、車体を包み込む球のように全方位720度の映像を記録することが可能です。
これらの映像を組み合わせて処理することで、1台のカメラで撮影しているかのような、まとまりのある映像が確認できます。従来のドラレコでは死角となってしまう範囲や、とらえずらい側面などもしっかり撮影しておきたいという方におすすめです。
720度カメラを搭載したドラレコのメリット
720度全方位の撮影が可能
720度カメラ搭載のドラレコは前後・左右・上下と、従来のドラレコでは死角となってしまう範囲の撮影ができます。そのため、さまざまな方向からのトラブルに対応できるということが、720度カメラ搭載のドラレコを設置する最大のメリットです。
あおり運転や幅寄せ、急な割り込みなどの悪質運転や側面からの衝突など、従来のドラレコではとらえづらいトラブルもしっかり記録できます。機種によっては駐車中の衝撃を検知すると録画が開始される機能が搭載されているものもあるため、車上荒らしなどの対策としても役立ちます。
安全運転にも寄与
720度カメラ搭載のドラレコは車内の様子や、走行中の情報がしっかり確認できるため、安全運転の指導を行う必要がある職種においても役立ちます。機種によっては大人数の同乗者やたくさんの荷物を積んでいても、モニターで広範囲に後方が確認できるモデルもあります。
720度カメラを搭載したドラレコのデメリット
種類が少ない
広範囲で録画できるドラレコは360度カメラが一般的となっているため、720度カメラ搭載モデルは種類が少ないのが現状です。選択肢が限られてしまい、メーカーや機能にこだわって探したい場合、ニーズを満たす製品が見つからないこともあるでしょう。
現時点では種類が少ないこともあり、360度カメラ搭載モデルに比べ、価格が高いというデメリットもあります。
事故の状況をその場で確認できない
720度カメラは360度カメラよりも映像が複雑になるため、パソコン専用ビューアで映像を確認する必要があります。そのため、事故発生時にその場で映像が確認できません。
また、360度カメラと同様、リアカメラよりも後方映像が見づらいというデメリットもあります。
まとめ
720度カメラを搭載したドラレコは水平方向に360度、垂直方向に360度、計720度の全方位の映像が記録できます。そのため、あらゆる方向から起きたトラブルを逃さず、証拠映像としてしっかり残しておくことが可能です。
機種によっては駐車中の衝撃を検知すると録画が開始される機能が搭載されているものもあるため、駐車中に起きたトラブルの映像も記録できます。このような機種であれば、あおり運転や幅寄せ、急な割り込みなどの悪質運転や側面からの衝突の他、駐車中の車上荒らしや当て逃げなどの対策も可能です。
現段階で720度カメラを搭載したドラレコの種類は少ないですが、これから増えることも予測できます。従来のドラレコでは死角となってしまう範囲もしっかり撮影しておきたいという方は、720度カメラ搭載のドラレコを検討してみてはいかがでしょうか。
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AI 搭載ドラレコ 3 選
これからの車両管理システムには、安全管理機能が必須です。
        そこで、ここではすでに多くの企業で導入されている3つのAI搭載型のドライブレコーダーを紹介します。
        それぞれタイプが異なるので、導入の参考にしてください。
| 管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 | 
|---|---|---|
| 運転者認証 | 顔認証(自動) | |
| データ閲覧 可能な人  | 
						管理者 | 運転者 | 
| アルコール チェック  | 
						連携・一元管理 | |
| プラン | 購入 | レンタル | 
| トライアル | 2ヶ月可 (台数による)  | 
					|
特徴
- 精度の高いAIが本当に危険な運転だけを検出・可視化。管理者の確認負荷を減らし効果的な指導ができる。機能は随時追加。
 - 他製品には少ない「本人への週次レポート通知」により、運転者の自覚を促し安全意識を高め、未然の事故防止を実現する。
 
運営会社
GOドライブ株式会社
| 管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 | 
|---|---|---|
| 運転者認証 | 顔認証(自動) | |
| データ閲覧 可能な人  | 
						管理者 | 運転者 | 
| アルコール チェック  | 
						連携・一元管理 | |
| プラン | 購入 | レンタル | 
| トライアル | 可能 (台数による)  | 
					|
特徴
- 一般的なAIドラレコは20km/h(※1)前後が限界とされる中、8km/h(※2)の低速でも携帯保持や喫煙を高精度に検知。 リスクを早期に可視化。
 - 全世界から集めた50億(※3)km超の走行データでAIが進化。自社開発のハードが常にAIの最新アルゴリズムに対応し、導入後も高精度な安全管理を長期に実現。
 
運営会社
Nauto Japan合同会社
| 管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 | 
|---|---|---|
| 運転者認証 | 免許証 | |
| データ閲覧 可能な人  | 
						管理者 | 運転者 | 
| アルコール チェック  | 
						オプション | |
| プラン | 購入 | レンタル | 
| トライアル | 2週間可 | |
特徴
- 安全管理の「Safety」、動態管理の「NEXT」、アルコールチェック、物流・バス向けなど、必要に応じて連携が可能。
 - AIで危険運転を警告し事故回避をサポート、日常運転も含めた全走行データを収集、事故や危険運転の映像を直ちに再生可能。
 
運営会社
NTTドコモビジネス株式会社
(※1)参照元:LINEヤフー公式サイト
https://minkara.carview.co.jp/userid/3358572/blog/45150239/
(※1)参照元:電子情報通信学会公式サイト
https://www.ieice.org/publications/conference-FIT-DVDs/FIT2011/data/pdf/I-014.pdf
(※1)参照元:国土交通省公式サイト
https://www.mlit.go.jp/road/tech/pdf/catalog-hosou0030.pdf
(※2)参照元:「nauto」公式サイト
https://nauto.jp/service/road-safety
(※3)参照元:「nauto」公式サイト
https://nauto.jp/
			
