ドラレコのSDカード取り出しについて
ドラレコからSDカードを取り出さないといけない場面
事故や犯罪に遭った時
交通事故や犯罪被害に遭った際は、速やかにドラレコからSDカードを取り出すことが重要です。車を運転する時間はドライバーによって異なりますが、SDカードの容量によって記録できる録画時間に上限があります。16GBの場合は約1〜3日、32GBでは約3〜4日、64GBでは約1週間から10日程度で容量がいっぱいになり、その後の録画が自動的に上書きされるためです。事故後にSDカードをそのままにしておくと、その後の運転でデータが上書きされ、事故映像が消える可能性があります。
参照元:琴平自動車株式会社(https://kotohira-motors.com/column/4497.html/)
SDカードをフォーマットする時
SDカードは定期的にフォーマットすることが推奨されています。フォーマットしないと書き込みエラーが起こり、正しく録画されない恐れがあるからです。フォーマットの頻度に厳密な決まりはなく、フォーマットしなくても録画できる場合があります。しかし、いざというときに正しく録画されないとドラレコの意味がありません。SDカードのフォーマットは、ドラレコ本体で行える機種がありますが、ドラレコでフォーマットできない場合は、SDカードを取り出してパソコンでフォーマットする方法が有効です。
SDカードを交換する時
SDカードは消耗品であり、定期的にフォーマットしていても経年劣化による書き込みエラーが発生することがあります。SDカードが寿命を迎えたことに気づかず、ドラレコに入れたまま使用を続けると、必要な映像が記録されない事態を招くかもしれません。SDカードの寿命は種類や使用状況によって異なりますが、16GBの場合は平均して3年ほどといわれています。SDカードを交換する際には、取り出しが必要です。
参照元:I-O DATA(https://www.iodata.jp/ssp/magazine/262/index.htm)
ドラレコからSDカードを取り出す手順
SDカードの取り出し方は、機種によって異なります。一般的には、挿入されているSDカードを「カチッ」と音がするまで押してから離すと、少しSDカードが飛び出るので、そこを指で摘めば取り出せます。機種によってはSDカードの挿入口にフタがあるので、その場合はフタを開けてから同じ動作で取り出し可能です。また、一部の機種では、ドラレコ本体のメニュー画面から「取り出し」を選択して操作する必要があります。
ドラレコからSDカードを取り出す際の注意点
ドラレコの電源を切った状態で取り出す
SDカードを取り出す際は、必ずドラレコの電源を切った状態で行いましょう。電源が入って録画機能が稼働している状態で取り出すと、SDカードのデータが破損して大切なデータが消失してしまう可能性があります。
SDカードの紛失に注意する
SDカードは小さいため、取り出す際に落としてしまうと車内で紛失してしまう恐れがあります。特に、SDカードを押して飛び出すタイプは、飛び出る際に注意を怠ると紛失の恐れがあります。
不具合が起こる前に取り出して対応する
SDカードのフォーマットや交換については、不具合が生じる前に取り出して対応することが重要です。エラーに気づかずそのままの状態にしていると、重要な場面が録画できない可能性があります。
まとめ
SDカードの取り扱いや取り出しには、いくつかの注意点があります。本記事を参考に、SDカードを適切に取り扱い、常に正常な動画を録画できる状態を保ちましょう。
導⼊実績が豊富なAI 搭載ドラレコ 3 選
これからの車両管理システムには、安全管理機能が必須です。
そこで、ここではすでに多くの企業で導入されている実績豊富な3つのAI搭載型のドライブレコーダーを紹介します。
それぞれタイプが異なるので、導入の参考にしてください。
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 顔認証(自動) | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
連携・一元管理 | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 2ヶ月可 (台数による) |
特徴
- 精度の高いAIが本当に危険な運転だけを検出・可視化。管理者の確認負荷を減らし効果的な指導ができる。機能は随時追加。
- 他製品には少ない「本人への週次レポート通知」により、運転者の自覚を促し安全意識を高め、未然の事故防止を実現する。
運営会社
GO株式会社
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 免許証 | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
オプション | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 2週間可 |
特徴
- 安全管理の「Safety」、動態管理の「NEXT」、アルコールチェック、物流・バス向けなど、必要に応じて連携が可能。
- AIで危険運転を警告し事故回避をサポート、日常運転も含めた全走行データを収集、事故や危険運転の映像を直ちに再生可能。
運営会社
エヌ・ティ・ティ・
コミュニケーションズ株式会社
管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
---|---|---|
運転者認証 | 顔認証(自動) | |
データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
アルコール チェック |
要問合せ | |
プラン | 購入 | レンタル |
トライアル | 要問合せ (代理店による) |
特徴
- アメリカのコンピュータービジョンとAI事業を展開する企業で開発された製品。日本ではオリックス自動車などが代理店販売。
- 2~3カ月ごとにアルゴリズムを更新し精度向上を図る。他製品には少ない「携帯電話保持」「運転者の喫煙」検知機能がある。
運営会社
Nauto Japan合同会社
【選定について】2022年12月1日Googleにて「AIドラレコ」で検索、50位以内に公式サイトが表示されたのは10製品。そのうち、実際にAIを搭載している製品は7製品(2022年12月1日調査時点)。7製品の中から導入実績(※)がわかる3製品を紹介しています。
※導入実績
・LINKEETH(旧:docoですcar):2022年12月調査時点において公式にて「3,000社・10万台を超える実績」と記載あり。
(安全管理を行うsafetyだけでなく、docoですcarすべてのシリーズを合わせた総数)
・DRIVE CHART:プレスリリースサイト(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000030664.html)にて、2022年7月時点で「累計約4万台」と発表。
・nauto(ナウト):2022年12月調査時点において公式にて「日本国内で500社以上」と記載あり。