シートベルト未装着の検出

目次

車両管理システムによるシートベルト未装着検出機能とは

走行中のドライバーがシートベルトを装着しているかどうか、車内カメラを使って検出する機能です。ドライバーがシートベルト未装着の場合、運行管理者や安全管理者に通知が届き、その場で指導ができます。

シートベルトの着用は交通ルールの基本ではありますが、業務に追われて忙しい場合や、他のことに注意が引きつけられている場合、つい装着し忘れてしまうかもしれません。そうした不注意による未装着を防ぐことができ、自社のドライバーの安全管理に役立ちます。

また、車内カメラの前に遮蔽物がある場合も管理者に通知が届くため、走行中のシートベルト未装着を見逃しません。

国土交通省の資料によると、自動車乗車中にシートベルトを着用しているかどうかで、致死率は14倍もの違いがあります。シートベルト未装着をチェックできれば、万が一事故が発生してもドライバーの安全を確保しやすいです。

※参考：国土交通省（https://www.mlit.go.jp/common/001118302.pdf）

シートベルト未装着検出機能のメリット・デメリット

管理者編

管理者にとってのメリット

• シートベルトを装着しているかどうか確認でき法令遵守を徹底できる
• シートベルト装着によってドライバーの安全を確保できる
• ドライバーの安全意識を高められる

管理者にとってのデメリット

• 運行中の安全管理や社員教育のために人員を割く必要がある
• 導入のコストがかかる

ドライバー編

ドライバーにとってのメリット

• 「多忙のためシートベルトをつい忘れていた」といった未装着のミスがなくなる
• 安全に対する意識が高まる

ドライバーにとってのデメリット

• 運転中の挙動を逐一監視されているような感覚になる

シートベルト未装着検出ができる車両管理システムの例

ソフトバンク株式会社

経営層に毎月（社員の運転状況についての）レポートしているのですが、導入当初はながら運転が多発していました。何もレポートすることがないのが一番いいのでしょうが、残念ながら多くのレポートをしなければならない状況でした。

中略

客観的なデータによって状況が見えるようになったことは大きいです。また、ナウトがあることで、運転者の交通安全への意識が高まる効果もあると思います。ナビの操作、凝視も規制の対象なので、様々なながら運転の改善に役立っています。

※引用元：nautoメディア（https://www.nauto.co.jp/media-article/nauto-safety-stories-softbank）

株式会社クラシアン

常時録画でメンテナンスフリーという機器は他にもありましたが、当時他にはなかったAI導入機器で、わき見運転などの危険挙動があったときにドライバーに教えてくれる。まさに求めている機能そのものだったので、ほぼ即決したことを覚えています。

※引用元：nautoメディア（https://www.nauto.co.jp/media-article/nauto-safety-stories-qracian）