夜間に強いドラレコとは？

目次

夜間におけるドラレコの問題点

近年ドラレコの録画画質は向上しつつありますが、日中に撮影された映像は鮮明でも、暗くなった夜間帯の画質が低い製品は少なくありません。夜間に撮影された映像にはノイズが入る、鮮明度が低い、白飛びするなどの問題が生じることが多いのです。せっかく撮影したのに人物が確認しにくい、文字が見えないなどの問題から証拠として活用できない可能性もあります。

ドラレコの種類によっても夜間の撮影映像に差が出る場合があります。例えばミラー型のドラレコは、映り込みが生じて夜間の映像を鮮明に撮影できないことがあるようです。フロントガラスに光が映り、それが録画映像の鮮明さを妨げてしまいます。

夜間に強いドラレコ選びが重要な理由

日中と比較すると、夜間は車上荒らしなどの被害に遭いやすい傾向にあります。しかし、肝心な映像が鮮明でなければ証拠として活用することができません。そのためドラレコの録画画質は、「解像度」「画角」「露出」の3点が重要です。

解像度が低いと、細かい部分が鮮明に映らないため、車のナンバーを確認できないなどの問題が発生します。画角は、広い製品のほうが広範囲を映すことができるため、より多くの情報を記録可能です。露出が甘いと白飛びをして映像を鮮明に残すことができません。

夜間はドラレコの性能によって映像の鮮明度が大きく左右されます。夜間に強いドラレコを選ぶことは、事故や犯罪被害を防ぐためにとても重要です。

夜間に強いドラレコ選びのポイント

解像度が高い製品を選ぶ

デジカメやスマホに搭載しているカメラでも解像度は重要なので、解像度の高い製品のほうが鮮明な撮影ができることをご存知の方も多いでしょう。解像度が高いほど多くの画素で撮影できるため、より鮮明な画質で記録できます。ただし、画素数が高くなるほど撮影する動画の容量が大きくなるため、SDカードの容量を圧迫します。また、解像度が高くても他の機能が低いと夜間の映像品質が落ちる可能性があるため、注意が必要です。

露出補正に対応している製品を選ぶ

露出は、レンズを通して映像素子が受け取る光の量を指します。ドラレコには「露出計」が搭載されている製品が多くあります。露出計で光の強さを計測して、自動的に見やすい映像への録画へと値を修正してくれます。近年は、露出を調整して夜間でもクリアな映像を録画できる「STARVIS」という機能を搭載したドラレコが増えています。STARVISが搭載されている製品は、夜間の撮影に強いため、チェックしてみるとよいでしょう。

使用する時間帯に応じて画角を意識する

画角は広いほうが多くの情報を録画できる点は、夜間の録画においても同様です。ただし、夕暮れ時はまだ空が明るいため、露出補正が入って映像が暗くなってしまう場合があります。夕暮れ時の撮影は、画角は広すぎないほうが鮮明な映像を撮影できる場合があるのです。このような特性を加味した上で、ドラレコを選ぶことをおすすめします。

まとめ

事故や犯罪による被害を防ぐ上で、暗くなった夜の映像を鮮明に録画できるドラレコを選ぶことは必須だといえます。本記事でご紹介したポイントを参考にしながら、ぜひ夜間に強いドラレコを導入してください。