AIドラレコで保険料は安くなる?
ドラレコが自動車保険料に影響する仕組みとは
ドライブレコーダーの普及に伴い、自動車保険料との関係に注目が集まっています。ドラレコが保険料に影響する主な仕組みは「ドラレコ特約」と「テレマティクス保険」の2つです。
ドラレコ特約
ドラレコ特約は、保険会社から通信機能付きドラレコをレンタルできる特約で、月額650〜850円程度で利用できます。事故発生時には自動で保険会社へ通報され、映像も即時送信されるため、迅速な事故対応につながります。
テレマティクス保険
テレマティクス保険は、ドラレコなどの車載デバイスで取得した運転データ(急ブレーキ・速度超過など)をもとに安全運転スコアを算出し、スコアに応じて保険料を割引する仕組みです。例えば、スコア80点以上で8%の割引が適用される保険商品もあります。この2つが、ドラレコを通じて保険料に影響する主な経路です。
自動車保険のドラレコ特約のメリット・デメリット
ドラレコ特約のメリット
ドラレコ特約の大きなメリットは、事故時の対応力です。強い衝撃を検知すると自動で保険会社に通報が入リ、録画映像も即時送信されるため、事故状況の把握がスムーズになります。映像は客観的な証拠として、過失割合の判断や示談交渉にも役立ちます。
また、機種によっては前方車両接近アラートや車線逸脱警告、わき見運転検知といった安全運転支援機能が搭載されています。自分でドラレコを選ぶ手間が省ける点も、特約ならではの利便性です。
ドラレコ特約のデメリット
一方で、コスト面にはデメリットもあります。年間約8,000〜10,000円の特約料がかかることもあるため、長期利用ではドラレコを自費購入したほうがトータル費用を抑えられる場合があります。また、保険会社指定の機種しか利用できず、好みのドラレコを選ぶことはできません。
保険会社を変更する際には機器の返却が必要になる点も注意が必要です。さらに、運転情報を保険会社に提供する必要がある点も事前に把握しておきましょう。
AIドラレコの活用で保険料を削減した事例
介護事業での事例
介護事業を展開する株式会社ビーナスでは、次世代AIドラレコサービス「DRIVE CHART」を全社用車約450台に導入しました。
DRIVE CHARTは、一時不停止・脇見運転・居眠りなどのリスク運転をAIが自動で検知し、管理画面上で指導対象者や改善ポイントを可視化できるサービスです。同社では導入から半年でリスク運転を90%以上削減し、重大事故ゼロを達成しました。事故件数と内容の改善により、保険料を4割以上削減することに成功しています。
人材・生活支援事業での事例
人材支援や生活支援事業を全国で展開する株式会社マイナビでは、安全運転管理の効率化と運用の定着を目的に、モビリティ業務最適化クラウド「Cariot(キャリオット)」を導入しました。全国で300台を超える社用車と、2,000名以上のドライバーの一元管理を行っています。
Cariotの導入により、急ハンドルや急ブレーキなどの危険挙動が発生した際、リアルタイムに動画が送られる仕組みを構築。事故が発生する前の迅速な指導が可能になったことで、ドライバーの危機管理意識が向上しました。その結果、大きな事故の削減に成功し、付随して自動車保険料の大幅な削減という目に見える成果を創出しています。
保険料を抑えるためのドラレコ活用のポイント
ドラレコで保険料を抑えるには、自社の利用目的に合った選択が重要です。録画機能だけが目的であれば自費購入が経済的ですが、事故時の自動通報や安全運転支援機能を求める場合はドラレコ特約の利用が有利といえます。
テレマティクス対応のドラレコであれば、安全運転スコアに応じた保険料割引も狙えます。法人で社用車を管理している場合は、AIドラレコ導入による事故削減と保険料削減の両立も検討する価値があるでしょう。運転頻度・目的・予算を踏まえ、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
まとめ
ドラレコは単なる記録装置にとどまらず、保険料削減につながる有効な手段です。自分の用途やニーズに合った方法を検討し、安全運転と保険料節約の両立を目指しましょう。
AI 搭載ドラレコ 3 選
これからの車両管理システムには、安全管理機能が必須です。
そこで、ここではすでに多くの企業で導入されている3つのAI搭載型のドライブレコーダーを紹介します。
それぞれタイプが異なるので、導入の参考にしてください。
| 管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
|---|---|---|
| 運転者認証 | 顔認証(自動) | |
| データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
| アルコール チェック |
連携・一元管理 | |
| プラン | 購入 | レンタル |
| トライアル | 2ヶ月可 (台数による) |
|
特徴
- 精度の高いAIが本当に危険な運転だけを検出・可視化。管理者の確認負荷を減らし効果的な指導ができる。機能は随時追加。
- 他製品には少ない「本人への週次レポート通知」により、運転者の自覚を促し安全意識を高め、未然の事故防止を実現する。
運営会社
GOドライブ株式会社
| 管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
|---|---|---|
| 運転者認証 | 顔認証(自動) | |
| データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
| アルコール チェック |
連携・一元管理 | |
| プラン | 購入 | レンタル |
| トライアル | 可能 (台数による) |
|
特徴
- 一般的なAIドラレコは20km/h(※1)前後が限界とされる中、8km/h(※2)の低速でも携帯保持や喫煙を高精度に検知。 リスクを早期に可視化。
- 全世界から集めた50億(※3)km超の走行データでAIが進化。自社開発のハードが常にAIの最新アルゴリズムに対応し、導入後も高精度な安全管理を長期に実現。
運営会社
Nauto Japan合同会社
| 管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 |
|---|---|---|
| 運転者認証 | 免許証 | |
| データ閲覧 可能な人 |
管理者 | 運転者 |
| アルコール チェック |
オプション | |
| プラン | 購入 | レンタル |
| トライアル | 2週間可 | |
特徴
- 安全管理の「Safety」、動態管理の「NEXT」、アルコールチェック、物流・バス向けなど、必要に応じて連携が可能。
- AIで危険運転を警告し事故回避をサポート、日常運転も含めた全走行データを収集、事故や危険運転の映像を直ちに再生可能。
運営会社
NTTドコモビジネス株式会社
(※1)参照元:LINEヤフー公式サイト
https://minkara.carview.co.jp/userid/3358572/blog/45150239/
(※1)参照元:電子情報通信学会公式サイト
https://www.ieice.org/publications/conference-FIT-DVDs/FIT2011/data/pdf/I-014.pdf
(※1)参照元:国土交通省公式サイト
https://www.mlit.go.jp/road/tech/pdf/catalog-hosou0030.pdf
(※2)参照元:「nauto」公式サイト
https://nauto.jp/service/road-safety
(※3)参照元:「nauto」公式サイト
https://nauto.jp/

