レーダー探知機一体型のドライブレコーダーとは?
レーダー探知機とは
レーダー探知機(またはレーザー探知機)は、速度違反自動取締機が使用するレーダーまたはレーザーなどを探知して、ドライバーにその存在を知らせる装置です。具体的には、警告音を発する、モニターに表示するなどの方法で速度違反自動取締機の存在を知らせます。ドライバーに速度への注意を促し、安全運転につなげる装置といえます。
レーダー探知機は、特徴により以下の3種類に分かれます。
| 種類 | 特徴 | 
| 一体型 | モニターとアンテナが一体になっているレーダー探知機。音声情報に加え視覚情報を得られる | 
| セパレート型 | モニターとアンテナが別になっているレーダー探知機。受信状況を気にせず、モニターの設置場所を決められる | 
| ミラー型 | ルームミラーとアンテナが一体になっているレーダー探知機。車内に取り付けても目立たない | 
ドライブレコーダーとレーダー探知機を一体化した製品も販売されています。
レーダー探知機一体型ドライブレコーダーのメリット
レーダー探知機一体型ドライブレコーダーの主なメリットは以下のとおりです。
- 車内をスッキリした状態に保てる
 - 表示する情報をドライブレコーダーのモニターに集約できる
 - 取り付けの手間がかかりにくい
 
2台を1つにまとめられるため、取り付け後も車内をスッキリとした状態に保てます。また、ドライブレコーダーのモニターにレーダー探知機の情報を表示できます。情報が集約されることで、運転中の混乱を軽減できるでしょう。取り付け作業の手間が少なくなる点も利点といえます。外注する場合は、取り付け費用を軽減できる場合もあります。
レーダー探知機一体型ドライブレコーダーのデメリット
レーダー探知機一体型ドライブレコーダーには、注意が必要な点もあります。主なデメリットは以下のとおりです。
- 通常のドライブレコーダーより割高
 - 一方が故障すると、もう一方も使えなくなる
 - 製品の選択肢が少ない
 
同じグレードであれば、レーダー探知機一体型ドライブレコーダーは通常のドライブレコーダーよりも割高です。価格を抑えた製品もありますが、性能や機能が限定されている場合があり、期待している役割を果たせないことがあります。予算に制約がある場合は、慎重な検討が必要です。
万が一の故障に備え、トラブル時の扱いについても把握しておくことが大切です。2つの機能を1台にまとめているため、レーダー探知機またはドライブレコーダーのいずれかが故障すると、もう一方も使えなくなる恐れがあります。それぞれの機能が独立していれば、このような影響は生じにくくなります。
製品の選択肢が少なくなる点にも注意が必要です。画質や機能に重点を置く場合は、選択肢が限られることがあります。
まとめ
レーダー探知機は、速度違反自動取締機が発するレーダーやレーザーを感知する装置です。近年では、ドライブレコーダーと一体化した製品も登場しています。
一体型のメリットには、情報を1つのモニターに集約できることや、車内をスッキリと保てることが挙げられます。一方で、どちらか一方が故障すると両方の機能が使えなくなる、製品の選択肢が限られているといったデメリットもあります。
それぞれの利点と注意点を踏まえたうえで、自社のニーズに合った導入を検討することが大切です。
AI 搭載ドラレコ 3 選
これからの車両管理システムには、安全管理機能が必須です。
        そこで、ここではすでに多くの企業で導入されている3つのAI搭載型のドライブレコーダーを紹介します。
        それぞれタイプが異なるので、導入の参考にしてください。
| 管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 | 
|---|---|---|
| 運転者認証 | 顔認証(自動) | |
| データ閲覧 可能な人  | 
						管理者 | 運転者 | 
| アルコール チェック  | 
						連携・一元管理 | |
| プラン | 購入 | レンタル | 
| トライアル | 2ヶ月可 (台数による)  | 
					|
特徴
- 精度の高いAIが本当に危険な運転だけを検出・可視化。管理者の確認負荷を減らし効果的な指導ができる。機能は随時追加。
 - 他製品には少ない「本人への週次レポート通知」により、運転者の自覚を促し安全意識を高め、未然の事故防止を実現する。
 
運営会社
GOドライブ株式会社
| 管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 | 
|---|---|---|
| 運転者認証 | 顔認証(自動) | |
| データ閲覧 可能な人  | 
						管理者 | 運転者 | 
| アルコール チェック  | 
						連携・一元管理 | |
| プラン | 購入 | レンタル | 
| トライアル | 可能 (台数による)  | 
					|
特徴
- 一般的なAIドラレコは20km/h(※1)前後が限界とされる中、8km/h(※2)の低速でも携帯保持や喫煙を高精度に検知。 リスクを早期に可視化。
 - 全世界から集めた50億(※3)km超の走行データでAIが進化。自社開発のハードが常にAIの最新アルゴリズムに対応し、導入後も高精度な安全管理を長期に実現。
 
運営会社
Nauto Japan合同会社
| 管理範囲 | 動態管理 | 安全管理 | 
|---|---|---|
| 運転者認証 | 免許証 | |
| データ閲覧 可能な人  | 
						管理者 | 運転者 | 
| アルコール チェック  | 
						オプション | |
| プラン | 購入 | レンタル | 
| トライアル | 2週間可 | |
特徴
- 安全管理の「Safety」、動態管理の「NEXT」、アルコールチェック、物流・バス向けなど、必要に応じて連携が可能。
 - AIで危険運転を警告し事故回避をサポート、日常運転も含めた全走行データを収集、事故や危険運転の映像を直ちに再生可能。
 
運営会社
NTTドコモビジネス株式会社
(※1)参照元:LINEヤフー公式サイト
https://minkara.carview.co.jp/userid/3358572/blog/45150239/
(※1)参照元:電子情報通信学会公式サイト
https://www.ieice.org/publications/conference-FIT-DVDs/FIT2011/data/pdf/I-014.pdf
(※1)参照元:国土交通省公式サイト
https://www.mlit.go.jp/road/tech/pdf/catalog-hosou0030.pdf
(※2)参照元:「nauto」公式サイト
https://nauto.jp/service/road-safety
(※3)参照元:「nauto」公式サイト
https://nauto.jp/
			
