【特集2】AI搭載ドラレコを導入する"本当の"メリット
AI搭載のドライブレコーダーは、事故につながりそうな危険運転を検知・可視化できることから、事故を未然に防ぐための安全管理に有効なシステムです。製品によっては効率的な車両管理ができる機能を備えていることから、社用車を保有する企業で導入が進んでいます。
AI搭載のドライブレコーダーというと、危険運転時のリアルタイムな警告機能などが注目されがちです。しかし、導入するメリットはもっと根本的に課題解決が期待できる点にあります。ここでは、GOドライブ株式会社が提供するAI搭載のドライブレコーダー「DRIVE CHART」の機能や活用方法を例に、「メリットの本質」をわかりやすく解説していきます。
「DRIVE CHART」で検証!AIドラレコの"本当の"メリットとは
取材協力:AI搭載ドライブレコーダー「DRIVE CHART」
「DRIVE CHART」は、AIを活用して交通事故削減・未然防止、車両管理の効率化の実現をサポートするドライブレコーダーです。
AIが常に運転を分析し、事故の要因となり得るリスクの高い運転を判別して見える化。レポート画面で確認することにより、ドライバーの運転意識を改善して事故発生を未然に防ぎます。
また、多彩な機能によって車両管理を効率化し、ドライバーや管理者の業務時間の大幅な削減を可能にします。
- AIが自動で社員のリスク運転を発見
 - レポートや運転指導などで振り返り
 - 安全運転意識の改善・自分ごと化で意識改善
 - 繰り返すことで、交通事故の削減・未然防止へ
 
- AIが自動的に情報取得
 - 情報を可視化・分析、容易な状況把握が可能
 - 見やすいUI・誰でも使いやすく効率化が可能
 - 業務時間の削減・車両コストダウン
 
AI搭載ドライブレコーダー「DRIVE CHART」の導入にあたっては、機器の提供だけでなく、業種ごとに運用コンサルサポートも用意。企業に合わせた運用プロセスの設計や、運用状況のデータ分析、それらに基づいた継続的な改善のサポート体制が整っているため、導入効果の最大化が図れます。
1分でわかる「DRIVE CHART」
AIドラレコの"本当の"メリット【交通事故削減・未然防止編】
AI搭載ドライブレコーダー「DRIVE CHART」は、気づかなかったリスク運転行動を可視化し、自分ごと化することで安全意識を向上、事故削減の実現をサポートします。
1.AIが自動で社員のリスク運転を発見して可視化
「DRIVE CHART」のAIが、本当に危ない運転行動だけを抽出し、自動的に可視化することで、ドライバー自身に気づきを与えます。ドライバーや管理者は、これまでに気づけなかったリスク運転行動を把握することができます。
検出できるリスク運転は、脇見運転、車間距離不足、一時不停止、速度超過、急ハンドル、急加速、急減速、急後退など、下図の通り。本当に危険なリスク運転行動だけを高い精度で検出、緊急度の高いものはリアルタイムで通知します。

AIが検出した危険なシーンは前後25秒程度がひとつの動画にまとめられ、外向きカメラと内向きカメラ両方の映像を同時に再生でき、発生場所もMAP上に表示されます。
内向きの映像が同時再生されることで、危険な運転をしたときにどこを見ていたか、気のゆるみや運転のクセなどがわかるので、ドライバー自身は危険運転を自覚でき安全意識を高めることができます。管理者は的確で効率的な指導に生かせます。
※以下で紹介する動画は、検出機能の中の「わき見運転」「急後退」の事例です。ドライバー本人に警報で知らせる機能もあります。
わき見運転の例 / 急後退の例
2.レポートや運転指導で振り返りを行う
ドライバーごとにまとめられたリスク運転行動のレポートをもとに運転を振り返り、指導に活用することで危険な運転を改善できます。

一目で分かるスコアの一覧によって、改善・指導が必要な項目をドライバー、管理者双方がすぐに把握できます。
さらに改善すべきリスク運転が地図上のどこで行われ、実際の状況を車内・車外カメラの動画を確認しながら指導することできます。
指導の前後でのスコアの推移などをもとにコミュニケーションを行うことで効果の高い効率的な指導を実現します。
3.安全意識の改善・自分ごと化で安全運転を習慣化、交通事故の削減・未然の防止へ
安全不確認など、認知・判断に起因する事故を削減するために、安全意識の向上が重要です!
継続的に事故をなくすためには、ドライバー自身の意識改善を「定着」させることが必要です。
気づかなかったリスク運転行動を可視化、負荷の少ないPDCAサイクルを早く・繰り返し回すことで安全意識の定着を促し、事故を未然に防ぐためのサポートをしてくれるのが「DRIVE CHART」です。
「DRIVE CHART」は、自動収集した運転データをAIが解析してレポートを作成、前週の結果を週次サマリーメールとしてドライバーと管理者に配信します。
ドライバー自身が危険運転や運転のクセを振り返り、自覚することができるうえに、管理者側もリスクの高い運転が多いドライバーを確認でき、気になる内容は動画を確認できるため、効果の高い運転指導やコミュニケーションが実現できます。
このPDCAを継続していくことで安全運転の習慣化、事故の未然防止につなげることが可能です。
    
AIドラレコの"本当の"メリット【車両管理の効率化編】
1.顔認証でドライバーを特定し、日報や月報作成を自動化
ドライバー別の走行データ(走行距離、時間、訪問先など)をもとに、日報・月報を自動作成。日報はCSVデータ、月報は帳票形式でダウンロードできます。
自動的に作成されることで記入間違いや不正などの心配なく、ドライバーは作成工数を、管理者はチェックする工数を、それぞれ大幅に削減しながら正確な管理ができます。
2.走行軌跡データで、行動管理やルートの計画を効率化

https://drive-chart.com/features/route-viewer
車を選択すると、車両別・ドライバー別に記録された1日の走行ルートが地図上に表示され、住所ごとの滞在時間が一覧で確認できます。
社用車を利用している時間帯の行動がデータ化され、予定通りに訪問先に行っているか、決められたルート通りに走行しているかなどの情報が容易に把握できます。
また、配送ルートや車両配備の最適化に向けた検討に役立てることができます。
3.ライブマップにより、直感的に適切な指示が可能

https://drive-chart.com/features/live-map
個々のドライバーへ連絡することなく車両の位置情報をドライバー単位でリアルタイムに確認できます。
頻繁にリスク運転が検出される場所や、車両・ドライバーごとのリスク運転の発生場所も把握できるので、効果的な指導が可能。気を付けて走行してほしいルートについて、ライブマップを用いながらの説明・指導に役立ちます。
また、急な依頼があった場合などに、誰が一番早く現地に到着できるかなども把握・判断できます。
4.遠隔動画取得で迅速初動対応
- 自社車両に対するクレームへの状況把握をしたい
 - あおり運転にあっているなどトラブル時の状況把握をしたい
 - ドライバーの運転をランダムにチェックしたい
 - 車内トラブル、接客対応の確認をしたい
 
このような場合に役立つのがこの遠隔動画取得機能です。
遠方でトラブルがあった際、管理者がWeb上でスピーディに映像で状況を確認できるので、適切な初動対応が可能です。
5.アルコールチェックも連携・一元管理が可能

白ナンバーのアルコールチェック義務化に伴い、酒気帯び確認記録機能も搭載。各ドライバーがアルコールチェックを行うだけで、結果(必要な8項目)をすべて自動連携、一元管理が可能です。
直行直帰時も自動反映、走行記録と連携して日報や月報にも自動反映、車両状況や労務管理との整合性も確認できるので、管理工数を削減できます。
もし酒気帯び確認なく運転した場合は、アラートメールが配信され、アルコールチェックの抜け漏れを防止します。
安全運行を確保するための運行管理者の業務は多岐に渡りますが、データを手作業で日報などにまとめるのは、大きな負担になります。
「DRIVE CHART」では、記録が必要な項目をすべて自動入力、ドライバーごとの走行実績と連携、日報・月報にも自動入力、車両状況や労務管理との整合性も確認できます。
録画データ収集、危険運転の抽出、車両予約、報告書の作成・チェックもスムーズに行うことができ、運行管理者の業務負担を大幅に削減できます。
   
なお、「DRIVE CHART」導入にあたっては、機器の提供だけでなく、業種ごとに運用コンサルサポートも提供。自社に合わせた運用プロセスの設計や、運用状況のデータ分析、それらに基づいた継続的な改善のサポート体制も整っており、導入効果の最大化が図れます。
DRIVE CHARTの公式サイトで詳細確認
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AIドラレコの導入企業は、メリットを生かせているのか
実際に「DRIVE CHART」を活用して、事故削減やドライバーの安全意識向上、管理者の業務効率化は実現できているのでしょうか。
ここでは、以下3社の事例を紹介します。
「H.U.グループホールディングス株式会社」の事例
※事例参照元:DRIVE CHART公式サイト
【受賞企業紹介|H.U.グループホールディングス】医療に携わる企業として、事故削減に向き合う。約1700台の安全運転実現に向けた挑戦
https://drive-chart.com/magazines/mg_221021
導入の目的・課題
- 事故の未然防止
 - プロドライバーとしての安全指導対策
 
安全運転に向けた取り組みがなかなか浸透しづらい、一時不停止や脇見運転の発見が難しかった、約1700台の車両、共有車両も使用しており、運転者の特定が難しい…といった課題があったとのことです。
事故削減効果
導入1年目のリスク運転数半減の目標を達成できました。
- リスク運転数が約6割減少、事故件数は約2割減少。
 - わき見運転が約8割、一時不停止が約7割と大きく減少。
 - 車間距離を空ける習慣付けにより、飛び石被害が減少。
 
ドライバーと管理者における効果
- ドライバー…当初は「自分の動画が映る」ということにかなり抵抗があったが、自分の運転姿勢を見るうちに、改善しようという前向きな気持ちへ変化した。
 - 管理者…「リスク運転数を削減する」「事故を削減する」という課題に向けて自分たちが何をすればよいかエリア単位で話し合った。事故削減、現場での指導が浸透した。
 
H.U.グループホールディングス株式会社では、「Safety Driving Award 2022」(株式会社MobilityTechnologies主催)において、「DRIVE CHART」をより効果的に活用するため、自社の特徴に合った運用を確立し、カスタマーサクセス部が特に効果的と判断した取組を表彰する「グッドプラクティス部門」を受賞しています。
参照元:DRIVE CHART公式サイト:https://lp.drive-chart.com/3rd_anniversary_campaign#Awards 
「株式会社日立ビルシステム」の事例
※事例参照元:DRIVE CHART公式サイト
【受賞企業紹介|日立ビルシステム】「安全と健康を守ることは全てに優先する」日立の想いを実現するために、DRIVE CHARTを活用する
https://drive-chart.com/magazines/mg_220901_1
導入の目的・課題
- 車両事故ゼロの実現
 - 管理者の負担が大きい
 
1200台が24時間稼働しているため、定期的に映像をチェックするだけでも多くの時間を要するうえに、SDカードを抜いてパソコンに入れて…という物理的な手間も負担になっていたとのことです。
事故削減効果
- リスク運転の件数は5分の1に減少、一番多かった脇見運転は10分の1まで減少。
 
「Safety Driving Award 2022」(株式会社MobilityTechnologies主催)において、DRIVE CHARTを一定数以上導入する企業の中で、業種別に走行距離あたりのリスク運転数が最も少ない企業として「最小リスク運転部門(一般営業車両カテゴリー)」を受賞しています。
参照元:DRIVE CHART公式サイト:https://lp.drive-chart.com/3rd_anniversary_campaign#Awards
ドライバーと管理者における効果
- チェックにかかっていた手間と時間が大幅に削減された。
 - 自分自身で現状把握ができ、目標とするスコアが設定でき、指標も明確になった。
 - 運転者と管理者双方がスコアという形で指標を共有、その中で指導の質も高めている。
 - いい意味での競争や、向上心が生まれ、自社で独自の取り組みをするようになった。
 
「株式会社みつばコミュニティ」の事例

https://drive-chart.com/magazines/mg_220913
株式会社みつばコミュニティでは、高い安全意識からAIドラレコ「DRIVE CHART」をリリース直後に試験導入し、事故削減効果を認めたため、全車両への導入いち早く行いました。
※事例参照元:DRIVE CHART公式サイト
送迎バス向け運転手派遣サービス・みつばコミュニティ、DRIVE CHARTリリース直後に試験導入——事故削減効果を認め、全車両への導入に進む
https://drive-chart.com/magazines/mg_220324
【セミナーレポート】約2割の事故削減に成功したみつばコミュニティ。少人数のチームで成果を出し続ける、ドライバー向け施策とは?
https://drive-chart.com/magazines/mg_220913
導入の目的・課題
- 交通事故を未然に防ぐため、より効率的なアプローチをしたい。
 - 漫然運転、一時不停止、速度超過、車間距離不足などの重点項目を改善したい。
 
事故削減効果
- 事故件数が導入前から21%削減(1年後)、16%削減(2年後)。
 - 車両1台あたりの事故件数は導入前の0.44/台から0.32/台まで減少した。
 

https://drive-chart.com/magazines/mg_220913
ドライバーと管理者への効果
リスク運転レポートのデータを参考に先回りしてドライバーを指導することができ、優秀なドライバーには賞賛のコメントをした。動画とあわせて指導することで、ドライバーも腹落ちし、納得感や自分ごと感が高まり運転手の意識が変わった。
さらなる効果
- コスト削減効果 前年度対比で約25%のコストダウン。
 - 事故が減って修繕費がダウン、運転手の意識が変わり、軽微な事故で済んでいる。
 - 事故が減ったことで、従業員の退職抑止効果になっている。
 
まとめ:AIドラレコの"本当の"メリットは
「安全運転習慣化のしくみ」づくりと「業務効率化」
「DRIVE CHART」を例に、AI搭載のドライブレコーダー導入のメリット、導入の効果を検証してきました。
その結果、AIドラレコが事故削減に効果的なのは、単に危険運転に対するドライバーへの警告機能があるといったことだけではなく、AIの力を借りて安全運転を習慣化する仕組みを作ることで、事故削減・未然防止を実現することだと考えられます。
AIドラレコによる「安全運転習慣化」「業務効率化」のしくみ
- AIが自動で社員の本当に危険なリスク運転を発見して可視化する
 - レポートやサマリーメールで振り返りを行う
 - 自分ごと化、効果の高い指導
 - 負荷の少ないPDCAを継続的に回していく
 - 安全意識の向上、安全運転の定着、習慣化
 - 交通事故の削減・未然の防止へ
 - 記録が必要な項目や日報、月報もすべて自動入力、報告書の作成・チェックを効率化
 - スピーディな状況確認、行動管理やルート計画を効率化
 - ドライバーや管理者の負担を軽減
 
「DRIVE CHART」提供元・GOドライブ株式会社とは
GOドライブ株式会社は、「移動で人を幸せに。」をミッションとして、日本のモビリティ産業をアップデートするITサービスを提供している企業。モビリティ分野で幅広いサービスを展開しています。なかでも、リアルタイムな位置情報と連携した高精度な配車ロジックを活用した「タクシーアプリ『GO』」は国内有数のダウンロード数を誇っています。| 本社所在地 | 東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー 23F | 
|---|---|
| 創立/設立年 | 設立 1977年8月 | 
| 主な事業内容 | タクシー事業者等に向けた配車システム提供など、幅広いモビリティ関連事業 | 
| 連絡先 (問合せ先)  | 
https://drive-chart.com/contact | 
			
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